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2015年06月01日

土に還る



「富士日記」の中で、愛犬のポコが死んだ後、武田百合子は「ポコ、早く土の中で腐っておしまい。」と書く。

ポコを埋めるシーン、
「穴のそばにぺったり座って私は犬を抱いて、げえっというほど大声で泣いた。
泣けるだけ永く泣いた。それからタオルにくるんで、それから犬がいつもねていた毛布にくるんで、穴の底に入れようとしたら、
「止せ。なかなか腐らないぞ。じかに入れてやれ」と主人は言った。
だからポコをじかに穴のなかに入れてやった。
ふさふさした首のまわりの毛や、ビー玉の眼の上にじかに土をかけて、それから、どんどん土をかけて、かたく踏んでやったのだ。」

この文章を思い出して、同じ様にかたく踏んでやろうと思ったのだけど、どうしても踏めなかった。

戦争を知っている人たちは強い。


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この記事へのコメント
父も、飼っていた小鳥(十姉妹)が死ぬと
庭の土を、小鳥一羽分にしては深く大きく掘ってました。
穴に小鳥を入れ、腐葉土をかぶせて、土を戻し
そこを、ぎゅっ、ぎゅっと踏むのが子供心に恐ろしかった。
なんでそんないひどいことするんだとう、と。
そこにピーちゃんがいるのに…と。
あれは「はやく土に還るように」という思いだったのですね。
TSUさん、ありがとう。
この記事を読んで、いま初めて、
父の行動の意味がわかった気がします。
ピーちゃんのお墓の上には、いつの間にか
ピーちゃんに似た白いつつじが植えられていたことも
今、ふわりと思い出しました。

薄茶くんのそばにも、やさしい色の花が咲きますように。
Posted by ぺっつん at 2015年06月01日 19:09
去年の秋頃から
少し離れたところの駐車場で
毎日毎日
会うことになっていたサビ猫のみーちゃんが
先月、亡くなりました。
野良猫だったのに
死骸を見つけられたのは
本当に偶然ながらも私にとっては小さな救いでした。

こんな田舎でも
市内では
なかなか埋めてあげられる場所がなく
火葬にしました。
生まれたときから自宅では
犬(や猫)が生まれたり亡くなったりで
小動物の埋葬にお金をかけるなんて
考えられなかったのですが、
今の世の中、簡単に埋める場所もないもんですね。

昨日がちょうど四十九日で
それまでそばに預かっておいたお骨を
合祀してもらうよう預けてきました。

小さい骨を少し分けてもらって帰ってきました。

薄茶くんもみーちゃんも
天国で楽しくやって欲しいですね。
Posted by ことりちゃん。 at 2015年06月01日 20:43
私も我が子3匹、火葬に付したものの骨を埋めるところを探しあぐねました。3ぴきめの時は喉仏だけいただいてきました。骨だけど、じめじめした陰気なところにうずめるのはかわいそうに思って、何処にでもと言う気がしなくて。
今はベランダで大きな鉢に埋めて沈丁花の樹が植わっています。でも、これだって私が死ぬまでに土に帰るとは限らないのですよね。
Posted by 冬の寝子 at 2015年06月02日 21:40
ぺっつんさま
薄茶くんのそばには秋にはマゼンタの萩が、春には黄色の臘梅がプラスチック消しゴムみたいな香りをさせてわいわいと咲きます。
Posted by TSUTSU at 2015年06月03日 17:42
ことりちゃんさま
本当に無いですね、埋めて上げられる場所。
私も薄茶くんが亡くなってすぐのきれいな屍骸だったら火葬に持って行ったと思います。
かなりの腐敗のおかげでいろんなことを考えさせられました。
薄茶くんに感謝です。
Posted by TSUTSU at 2015年06月03日 17:46
冬の寝子さま
うちの子たちもみんなお寺で火葬してもらっています。
情けないのだけど未だに手放すことができずに骨壺が並んでいます。
自分たちの先行きも含めて、この先、どうしたらいいのか考え中です。
Posted by TSUTSU at 2015年06月03日 17:49
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