猫事記

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このところ、風太郎王子は体調が悪く、毎日病院に点滴に行っている。
腎臓が悪いのと、暑さのせいと、歯周病その他ですっかり弱ってしまい、ひどく痩せて、食欲がなくなってしまったのだった。
ここ数日は、少し意識も朦朧としたりして、心配で心配でたまらなかった。



昨日、点滴をしている時に先生に「ちゃんとごはんを食べられればこんな点滴なんてしなくていいんだよ」と言われて、もっともだと思ったのか、
家に帰ってすぐに、いきなり「何か食べたい」と言った。
鶏肉からとったスープをあげたら一気に飲んだ。
夜ももりもり食べた。
今日は、点滴から帰ってきたら、すごく楽そうにすやすや眠っている。
「ああ、気持ち良さそうに寝ているなあ」と覗き込んだら、薄目を開けてこっちを見ていた。
  

ようやく夏の終わりの気配が...........。
今朝はずいぶん爽やかだった。

「今年の夏は本当に暑かったけど、去年に比べればずいぶん楽」ってみぃこが言った。

そりゃそうだ.....、去年はほんとに大変だったものね。

じゃあ、みぃこには特別に「阿波踊り大賞」をあげるよ。なんか笠似合いそうだし.......。
え？そんなの要らないって？




  

お盆ももうすぐ終わりだね。
毎日暑いけど、もう、こうなったら「総踊り」だ！！！！！
踊る阿呆に見る阿呆〜同じ阿呆なら踊らにゃソンソン〜〜〜♪

みんなも踊ろ！
飲も！



なんだよ「総踊り」って.......。
私は徳島出身だけどそんなの見た事無いぞ。
.....ってことでうちの猫連で描こうと思ったのですが、
いっぱいいすぎて描いてらんない.....................。（雑でごみんね）  

笑吉はそもそも煮干しも食べられない。
結構好き嫌いのあるわがままな家猫だ。
もとがどうだったかわからないけれど、わがまま言い放題の八年間の箱入り息子だ。
蝉で遊ぶ事はできても、それを食べることなんてできるはずがないのだった。
近頃、雉子丸といっしょになって外に出て調子にのっているけれど、
身の程を知る必要があるのではないか..........と、
みぃこ先生は思ったのかもしれません。

このあと笑吉はなんだか気持ちの悪そうな顔をして家の中に入ってきました。

この2匹の様子をみぃこ先生はすぐ近くのちょっと高いところから寝そべって眺めていたのでした。  

良くも悪くも（？）笑吉は描きやすい。
りっちゃんもそうだったけど、雉子丸も描きにくい。

でもこの2匹は仲良しだ。
外に行きたかった笑吉と中に入りたかった雉子丸、いろんな意味で気が合うらしい。
同じみぃこの子供でも桃栗と雉子丸はあまり仲が良くない。
みぃこは桃栗には負い目があるのか、家に入ってくると桃栗にばかり優しくする。
笑吉がいて、雉子丸も嬉しいだろう。
雉子丸が来て笑吉もうれしいみたいだ。
いろいろいると大変だけど面白い。