猫事記

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6年前のバレンタインデーに
可愛い可愛いど〜ちゃんは
光に包まれるようにして
旅立って行きました。
でっかい目玉の天使みたいだったど〜ちゃん、
本当に可愛かったなあ。



バレンタインデーを旅立ちの日に選ぶなんて、
完璧だな...........。

  

バレンタインデー♡

今日はドリの三回忌。

ど〜ちゃん、楽しく暮らしていますか？
いつも我が家のアイドルだったドリ、
そっちでもみなさんに可愛がっていただきなさい。
そして変わらぬでっかい丸い目で、いつか私がそちらにいくまで待っていてください。

先日、敬愛する石牟礼道子さんが亡くなった。
私は生き物に接する時、人も含め全ての生類について考えるとき、いつも「石牟礼さんならどう考えるだろうか？」と思考の基準にさせていただいていた。
心から、心から、ご冥福をお祈りいたします。
うちの猫たちに会ったらどうか、よろしくお願いします。

  

去年のバレンタインデーは春の様に暖かだった。
柔らかい暖かい光に溶けていくように可愛いど〜ちゃんは逝ってしまった。
ど〜ちゃんは小ちゃな頃から可愛かったけれど、
年を取ってちいちゃくちいちゃくなったど〜ちゃんの可愛さといったら...............。
めったに「可愛い」という言葉を口にしない夫が、この一年何度も何度も「ど〜ちゃんは可愛かったなあ....」としみじみ言った。

先日、誰かのブログで「亡くなった歳であの世は生きるのか」という川柳がとりあげてあった。
考えもしなかったことだけど、
あの世があるとしたら、また、霊が存在するとしたら、死んだ年でそこに生きるのだろうか.......？
自分を置き換えて考えてみると複雑な気持ちになるけれど、
ど〜ちゃんだったら、
おばあちゃんのど〜ちゃんがいいな。
一年前の今日の姿のままでこちらをじっと睨んでほしいような気がする。
かわいい、小さな、おばあちゃんの天使。
  

昨夜、19時30分、ドリ永眠いたしました。
静かな、静かな、ドリらしい完璧な最期でした。


昼間、ふらっとベッドからでて、お風呂とトイレのある廊下の板の間に座り込んでじっとしている姿が、
逆光で、なんだか神々しくて、「ど〜ちゃん神様みたいだねえ」と、
たまたま写真を撮りました。
背中や膝小僧は痩せて毛が抜けてぽしょぽしょです。



そのあともう立てなくなり、だんだんだんだんフェイドアウトしていってしまいました。
昨日はまるで5月のような暖かさだったので、春だと勘違いして出かけてしまったようです。
一転して、今日は真冬の寒さ、
さっきは雪がちらつきました。
三途の川はきっと冷たいので戻ってくるかもしれません。
戻っておいで、
戻っておいで、
ドリ、ドリ、かわいいドリ。
大好きだよ。


***************ど〜ちゃんを可愛がってくださったみなさまありがとうございました。

  

天気のいい日は、窓辺の陽当たりの良いところにど〜ちゃんのベッドを移動する。
すると、いつのまにかちゃっかり風太郎がいっしょに入っている。
いいんだけど、風太郎、でっかいよ。
気をつけないとど〜ちゃんがつぶれちゃうよ！