猫事記

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マチスもリストも私の腕枕で寝ていた。
風太郎はそこに参加するのが大好きだった。
一時期は毎晩私の左腕にみっつの猫頭が並んでいた。
マチスが居なくなり、リストが居なくなると風太郎も来なくなった。
ドリが弱ってきてからは風太郎はずっとドリのそばから離れなかった。
ドリはお布団には来なかったから、風太郎もお布団に来なかったのだった。
ドリが居なくなってからもうすぐ1年になる。
  

今年はいろいろ悲しいことが続きましたが、本日10月8日は風太郎王子の10歳のお誕生日です。

風太郎がやって来た日からもう10年かあ........あんなに小さかったのになあ........

可愛かったなあ

猫の10歳って、いろんな数えかたがあるけど、だいたい人間の還暦ぐらいらしいよ。
風太郎が還暦かあ........、
めでたいなあ。

さ、仕事さっさとすませてお刺身買ってこようっと！！！

パーティだ、パーティだ！！！  

ぜったいにチャンピオンは私だと思っていたのに、
どうやら上がいたようで......……。

風太郎王子はとにかくだれかにくっついていないとつらいらしく...…..、
大きな丸い頭をいつもいつもだれかにくっつけているのでありました。  

マチスもリストも私たちと一緒にお布団で寝ていた。
だから、風太郎もいつも一緒にお布団で寝ていた。
一時期は私たちの間にマチス、リスト、風太郎が寝ていてすごく狭い時期があった。
マチスが逝き、リストが逝くと、風太郎はお布団に来なくなった。
マチスやリストが居ないからだと思っていた。
でも、そうじゃなかったみたい。
ドリが二階に来ないからだ。
ドリは昔からあまりお布団に入ってこなかった。
近年は二階に上がることがなく、一緒に寝ようと連れて来ても勝手に下に降りてしまうので好きにさせていた。
風太郎はそのドリとずっと一緒に居た。
ドリが逝ってしまった2月14日の夜から風太郎はお布団に戻って来た。
夜中に目を覚ますと風太郎と目が合ったりする。
水色の綺麗な目だ。
風太郎、ありがとう。  

天気のいい日は、窓辺の陽当たりの良いところにど〜ちゃんのベッドを移動する。
すると、いつのまにかちゃっかり風太郎がいっしょに入っている。
いいんだけど、風太郎、でっかいよ。
気をつけないとど〜ちゃんがつぶれちゃうよ！