猫事記

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もう7年も前の今頃、うちの庭にはいつもこんなに嘘みたいにベッタベタの恋人たちがいたんだよなぁ。
あの猫たち、ほんっとにいつもいつも人目もはばからず(まぁそんな必要はないのだけれど)
世界は自分達のためにあるって感じだったなぁ。
でもさ、それでいいんだよ、あの時たしかに世界は君たちのためにあったよ。
うん、間違いない！  

寒い！！！！
今日、東京は雪が降っています。
春分の日の次の日は雪って...........！！！
それはさておき、今日はミケコの命日です。
「ミケコでぇ〜〜〜〜す！！！」と「グリ！グリ！グリ！」で愛に生きたミケコがいなくなって6年が経ちました。
なんだかあの頃が夢の中の出来事のようです。
ミケコがいなくなって、2か月後に後を追うようにグリまで逝ってしまったのですが、
猫も最愛の存在をなくしてしまうと鬱状態になってしまうのだということを初めて知りました。
ミケコを失った後のグリを思い出すと今でも涙が出ます。
本当に仲の良い二匹でした。
本当にバッチィ二匹でした。
そして、そして、
本当に本当に本当に愛おしい猫たちでした。


  

明日はお雛祭りです。
「桃の節句」って言うけど、女の子のお祭りなので、
うちの桃ちゃんは関係ないです。


代々伝わるありがた〜いお雛様があるっていいね。


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「今夜の月は赤いらしいよ。」
「今夜の月はまんまるらしいよ。」
「今夜の月は大きいらしいよ。」
「今夜の月は欠けたり元に戻ったりするらしいよ。」

「どっちみちかっこいいってことだな」



  

『3月にアタシが死んで、5月にグリが死んだ。
あれから毎日、東からお日様が昇って、西に沈んで...........。
6月に雨が降って、9月に葉っぱが落ちてきて、1月に雪が降って.............。
4月にはいろんな芽が出てきたり、お花が咲いたりして。
そしてやっぱり毎日毎日必ずお日様が昇って、沈んで.........。
そんなことを繰り返して、もう5年経ちました。
アタシが先に死んだけど、すぐにグリが来てくれたから、アタシたち土の中で一緒に腐って、一緒に溶けて、
土の中でぐちゃぐちゃになって、そろそろ一緒に土になってきたかもしれない。
ああ、なんだか嬉しいなあ、大好きなグリとこうやって一緒に土になっていくなんて........。
一緒の土になったら、
虫に食べられたり、植物に吸い込まれたりしながら、何度でも何度でも生まれちゃうんだ。
グリと一緒に、えへん』byミケコ